ラウンド5完全攻略のためのワンポイントアドバイス

こんにちは、メッセージビデオに登場していたディレクターの4126です。
ラウンド5にエントリーいただいた皆さんありがとうございました。

今回のラウンド5では、4方向に分かれているスタートルートのどれかをエントリー時にチョイスしていただき、さらに最初のルートを走った後の残り3つのルートは回り方自由、というコースの特徴があります。

そこでこのコースの特徴について少しだけ解説?なのかアドバイス?なのかをさせていただきます。

スタートルートについて

1〜4どこからスタートしても「完走するためには4つ全部を時間内に回らなければいけない」という点では、どこからスタートしたら有利だとか言うことはありません。ただ4ルートのうち、1だけが距離が短かく、斜度的にも楽、という点が明らかに他の3つとは違っています。そのためにチェックポイントでの足切り時間が違っています。
精神的なものとか、走りやすさ、ライドスタートしてからのアップのさせ方などの個人的な好みなども含めて、どこから行くのがいいのかを決めていただければと思います(なお、先着順での各スタートコースの定員枠があるので、希望のスタートルートをチョイスしたい方は早めにエントリーしましょう)。

コースの回り順について

4つのルートの回り順は組み合わせとしては以下の24通りになります。
※赤文字はド変態増しの場合

一般エントリーと変態割エントリーの方は、この24通りのどの順で走っていただいてもかまいません。ただし全てが同じ条件か、というと実は違います

これはコースマップをよく見てくれている方はすでにお気づきかと思いますが、ルート1は往復してくると女神湖(スタートゴール地点)のすぐそばを通ることになります。2についてもスタートゴール地点から1km弱の蓼科牧場交差点(白樺高原スキー場の下)を自動的に通ります。しかし、3から4もしくは4から3への移動に関しては、女神湖を経由しないで、ビーナスラインで白樺湖の方へショートカットするルートがありますコースマップでもその部分のコースが三角になっているのでわかると思います)。
ここを使うと約6kmのコース短縮になります

そのため、ルート3を往復したあとは4に進む、もしくはルート4を往復したあとは3に進む、というパターンのほうがお得、ということが言えます。そこでこの3と4の間のショートカットを使えない周り順をグレーにしたのか下図です。

こうするとわかるように、24通りのうちの半分のグレーの回り順は、他の回り順よりもショートカットを使えないので6km多く走らないといけない(考え方によっては、6km多く走れる!とも言いますが)ので、その点がまず検討点になります。

次にもう一つのポイントはランチです。

ラウンド5では恒例のカレーや汁物などの温かい料理系補給食の提供はスタートゴール地点だけになる予定です。他のエイドステーションでももちろん補給食はありますが、温かいものを食べたい方は、コースを回る間に、スタートゴール地点に戻っていただく必要があります。
図の(L)というマークがあるところが、この温かい汁物やカレーの補給が可能なポイントになります(3と4の間のショートカットを使わなければ3と4の間ももちろん食べることはできますが)。
なお、1スタートの方も1が終わったあとでスタートゴール地点のそばを通過しますが、時間的に供給開始前になるので、そこはグレーで(L)マークの表示を消してあります。

そうすると早めにカレー等を食べたい方、遅めでいい方によって、ランチに立ち寄れる時間がかなり違うことが分かるかと思いますので、この点も回り順の検討材料になるかもしれません(なお白樺湖畔にはローソンがあるので、3と4の間をショートカットで行っても、そこで色々と食べたりはできますが)。

カットオフタイムについて

カットオフタイムを1〜4の各ルートに設けてあります。この時間は、そのルートを最後の4番目に行ったとして、18時にゴールに戻るためには何時にチェックポイントを通過しないと、安全なライドではゴールに時間内につけないか、という点で決めています。ルート1だけ17:20とカットオフタイムが短いのは、距離が短いためです。

どういう順番で回っても、完走する、という前提で考えれば同じなのですが、3つ目まではなんとか行けても4つ目が危ないかも、という方はギリギリ粘りたいのでしたらルート1を最後にするほうが「希望を持っていられる時間が長い」という点では、いいかもしれません。

ド変態増しのスタートルートについて

ド変態増しの方だけは今回はスタートルートが1か3しか選べません(上の回り順図の赤文字のところだけ) 。その理由は「増し」部分の折り返し点となる松原湖のチェックポイントCPD1の制限時間が10:00だからです。6:30にスタートしてここに10:00までに到着するには、普通に考えれば3からスタートするのが順当ですが、1だけは短いので、1を済ませて3に向かっても間に合う可能性はある、ということで1は選択できるようになっています。
2と4のスタートがないのは、2か4が終わってから3に向かっても10:00には間に合わない、という判断によるものです。1か3かどちらがどう有利かどうか、はそれぞれで考えていただければと思いますが、前述のカットオフタイムの欄で書いたように1だけは距離が短くカットオフタイムが遅いので、序盤でのハンデを取り戻していき、最後は一般や変態割と同じ制限時間にゴールしないといけないことを考えると、3でスタートする方が個人的にはおすすめしたいですね。
でもド変態増しを選択するような方は、どう回ったってちゃんと帳尻を合わせれるような超人だと思うので、まあお好きにどうぞ、ということではありますが。

コースデータとスペックについて

The PEAKSのコースデータはルートラボを使って引いています。走行距離や獲得標高などのコーススペックもルートラボのスペックを使っています。そのため実走行のスペックとは全く同じにはなりません(実走行のスペックも計測方法や計測機器などによりもちろん誤差がありますが)。
ルートラボのアルゴリズムというかシステムにより、コースによっては実走にかなり近い数値の場合もあれば、ラウンド4のようにかなり違ってしまう場合もありますので、あらかじめその点は「ルートラボのデータになっている」ということでご理解ください。

ルートラボのコースデータは、サイトからGPXデータ等をダウンロードできるので、それを自分のGPS(ガーミンなど)に入れておけばマップでコースを示してくれたりできるので、ミスコースを防ぐのに役立ちます。
今年のラウンド5からは、ルートラボ以外に、「Ride with GPS」という同様のサービスでもコースを引いてそのデータを公開しています。このRide with GPSは、ルートラボ同様にGPSに入れられるGPXデータをダウンロードすることもできますが、それ以外に、スマホ用の「Ride with GPS」アプリも無料で提供していて、このアプリをスマホ(iOS、Androidどちらでも)にインストールしておけば、ガーミンなどのGPS機器を持っていない人でも、マップ上にコースデータを表示させたスマホを使ってミスコースを防ぐことができます。
ただしスマホでこのコースとマップを表示させながら走るとバッテリーをかなり消費するので、予備のモバイルバッテリーなどの用意は必須だと思います。

The PEAKSは、ミスコースしないで走ることも完走に必要なスキルとして要求されます。開催の10日前くらいにコースマップを郵送にてお送りしますが、そのマップには詳細な情報までは記載されていませんので、各自でミスコースしないための対応を準備するようにしてください。

それから大事な点をもうひとつ、ルートラボや「Ride with GPS」でご提供するコースデータは、1→2→3→4の順になっています(ド変態増し用コースは3→4→2→1の順)。
自分が回る順番のコースデータがほしい場合は、これらのサービスを利用してコースデータを作成するなどしてください。


以上、ラウンド5のコースに関して、少し情報をお伝えしました。

「自分はひたすら走りたいだけで、どこから回るか考えたり、ミスコースの心配をしないといけないなんて余計なことだ」と思う方は、残念ですがThe PEAKSには不向きだと思います。
普通のロングライドでは地図なんか見なくても走っていればいいだけですが、The PEAKSはそういう普通ではないことも、イベントとして楽しむための重要な要素として考えていますので、たっぷり悩んで考えていただければ幸いです。
それでは本番でお会いしましょう!

The PEAKSディレクター
4126 (longridefan.com)

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