デスライド2011「リベンジ」参戦レポート!② いよいよ始動!デスライド2011への準備
12月はじめのエントリーも各自眠い目をこすりながら深夜3時からはじまったエントリーにそれぞれの自宅からActive,comにアクセスし、無事に全員エントリー完了!ちなみに朝起きて再びアクセスしてみたらやはりすでに満員でエントリーは締め切られていたので、やはり寝過ごしてしまったら終わり、という状況であった。
あとは7月の本番に向けて旅行手配をしなければいけないのと、各自トレーニングやバイク作りを行うことだ。
旅行手配はlongridefan.comのツアコン(?)担当の私の仕事なのだが、これも結構大変なのだ。過酷なライドに臨むために各自のコンディション作りがかなり大事になる。そのため本番前は全部一人一部屋で宿泊先を手配。
アメリカの場合は安いモーテルがいたるところにあるので、大都市部さえのぞけば一人一部屋を安く確保するのはさほど問題はないが、結局夜誰かの部屋に集まって酒を飲みながら話したりするにも、6人もいると中々一部屋に、というのが難しい。
そこでベースキャンプとなるサウスレイクタホに泊まる3泊(前々日からデスライド当日の晩まで)についてはベッドルームが6部屋あるバケーションレンタル(貸別荘)を手配することに。ここで3日間の共同生活をしながら本番に臨もうというのだ。
普通ベッドルームが6部屋あるという物件はかなり見つけづらいものだが、さすがにスキーリゾートとして有名なレイクタホ、割りとすんなりと6寝室あるリーズナブルな貸別荘が見つかった。(とは言えモーテルよりも割高になるのだが)
次に大事なのがエア(フライト)の手配である。
サンフランシスコへの往復便は日系航空会社以外にもアメリカの航空会社など多くのフライトがあるが、バイクを持っていくのに超過手荷物料金がかからないのは日系のJALとANAの2社だけしかない。あとの航空会社の場合には往復で400ドル前後もかかってしまうので、なんとしてもこの2社のフライトを押さえないといけない。昨年はANAを確保したのだが、今年はほんのちょっとの差でANAの激安枠を取り損なってしまう。やむなくJALをおさえたのだが、JALは成田ではなく羽田発でフライトの時間がANAとは半日以上違うので、それにあわせて現地でのスケジュールも変更せざるを得ない状況に。それでもエアを確保できないと参戦できないのだから仕方がない。
あとはその前後の予定とそれぞれの場所での宿を確保して無事手配関係は終了。
ライドとは関係ないがせっかくサンフランシスコに行くんだから、ということで去年は予約なしで行って取れなかった人気のアルカトラズ島の上陸ツアーもネットで予約手配。
最後にレンタカーを手配したのだが、今までアメリカやハワイの空港からミニバンをレンタルする際に「空きがない」、という事態が一度もなかったのでたかをくくっていたところ、サンフランシスコ空港からのミニバンの空きがいつものダラーレンタカーでは全くないという状況。ちょっと高くなるがバジェットで手配したものの、こちらも予約センターから翌日電話がありミニバンの空きがないと言われて万事休す!
エイビスやハーツは安いパッケージプランがないし、かなりあせったが、結局アラモレンタカーで空きを発見。すべり込みでミニバン2台を確保できた。ヤレヤレ、油断禁物であった。
そしてこれで万全の渡航準備が整ったのだった。
準備万端!で迎えるはずだったのに…暗雲立ち込める、爆弾だらけのメンバーの体調
全てがデスライドのために、と言って過言でないほどに、日々のライドや走行会やイベントなど、全部の活動はデスライドリベンジ制覇だけを照準にやってきた。アップダウンがキツイと評判の清和の森サイクリングやシクロ軽井沢などのライドイベントへの参戦や、ツールド八ヶ岳で初のヒルクライムイベントに参戦したのもそのためだ。
それなのにtattsは昨年のデスライドリタイアの原因になった持病の膝痛が佐渡ロングライドでまた発生してしまい、6月のグランフォンド富山は棄権せざるを得ない状態に。私も佐渡までは順調の仕上がりだったのだが、5月下旬に富士見パノラマのダウンヒルコールでの転倒自爆事故により首から肩にかけて痛めてしまい6月いっぱいまで一ヶ月間全くバイクに乗れない状況になってしまう始末。
昨年の転倒事故での鎖骨の粉砕骨折でのボルトがまだ体に入ったままのmikawaya、佐渡では今ひとつペースも上がらずに、その後中国旅行で体調を壊したこともあって、佐渡以降ロングライドを全然やってないcharmoなど、デスライド直前にして万全どころか皆爆弾抱えている状況に。
出発前にして早くも「全員完走」に黄色か赤い信号が着いているとは…
こんな状況でどうなるんだ、デスライダーズ!?
出発前に俄かな動き!万全を期するためなのか?それとも最後のあがきか?
メンバーはなかなか全員で集まれないこともあって、日々の情報交換はメーリングリストを作って行った。出発が近づくにつれて具体的な準備の話題でリストが賑わったのだが、そのひとつが補給について、であった。200kmを超える長丁場になるので途中のエネルギー補給も重要だ。
レストストップには様々な補給食が用意されていることは昨年の経験でわかってはいたが、あとはエネルギーチャージ系補給食と塩分・水分の補給を考えないといけない。水は各レストストップで手に入るがスポーツドリンクについては、アメリカのものは不味いのも多いので、持参したほうがいいだろう、とかそういう話題が飛び交った。
出発日が迫ってくると各自研究してジェル系補給食とか熱中症対策用の塩分補給用のあめとか、いろいろなものを追い込みで用意していた。
次に話題になったのはバイクギア比の構成変更についてであった。
普段ロングライドイベントに出ている方で、あるイベントに出るためだけにバイクの改造をする人はほとんどいないと思う。しかしそれが必要になるのがデスライドだ。
一番軽いギア比を通常よりもさらに軽くする改造を出発間近にしてしだすメンバー。私は昨年のデスライドより戻ってからすぐにフロントをトリプルにしたので最軽ギアでフロント30T×リア27Tとギア比1.11に変更したので昨年の34T×27Tよりはかなり軽くなったのだが、tattsもリアに32Tのスプロケットを着け、joy56も直前にスプロケをティアグラの12-30Tにしてリアディレイラーを30T対応の105 RD-5700A-GSに急遽変更。フロントノーマル52-39Tでデスライドに臨んでしまおうという223ですらリアを25Tから28Tに変更。というように各自土壇場にきて軽いギアに構成を変更してきたたのだ。
どうしてここまでするのか、というとヒルクライム&ダウンヒルを5回繰り返すデスライドでは蓄積疲労が相当なものになるので、いつものギアでは段々きつくなってくるからである。これは実際に参加してみないとわからないと思う。軽いギアを用意すること、これがデスライド攻略にとってはかなり重要になってくるのだが、これも経験によってわかったこと。
いづれにせよ最後にあがいて軽いギアを用意したことが本当によかった、と実感できるのは本番ライドを終わったあとでのことになるのだが・・・
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