試走スタッフboseからのR13 &R14攻略アドバイス

史上最強の2ラウンド連続開催となるラウンド13蓼科East &ラウンド14蓼科Westの開催まで、あと1ヶ月を切りました。

災害級の猛暑が連日続いていますが、エントリーされた皆さんは、坂トレでの体作りや、現地に試走に行かれている方も結構いるようです。
とはいえ、スケジュールの都合や、遠隔地居住の方などで、現地試走に行けない方も多いことと思います。

今回、The PEAKSの試走責任者のboseが、一般エントリーと同じタイムで、2日間に渡って単独ノーサポートで現地試走をしてくれて、参加者の皆さんへのアドバイスを書いてくれましたので、それを公開いたします。
ぜひ参考にしてください。
(今月20日前後には、参加者の皆さんにはマップや参加ガイドの入った郵送キットが送られますので、同封のマップを見ながら読んでいただくとさらにいいかと思います。)

それでは一問一答え方式でのアドバイス、ご覧ください。

1. コースについて

斜度はどんな感じでしたか

R13
  • スズラン峠、麦草峠、大河原峠と激坂区間はそれほどありません。峠の上部付近で多少、斜度がきつくなる区間はありますが。
    麦草峠、大河原峠の往路の下りはそこそこの斜度で急カーブも少ないので速度出ますので、速度超過注意です。(時間は稼げます)

R14
  • 扉峠を下ったあとの美ヶ原への登りが4kmほどですが激坂、(ここが一番きつかった) 後半ということもありST4(武石観光センター)から美ヶ原の登りはきつめでした。
  • 二日目は全体的に下りの斜度がきつく急カーブがあるので、下りはあまり速度が出せません。


路面状況は?注意箇所とかあれば

R13
  • 麦草峠から復路の下りはヘアピンが多くなりバンピーな箇所があり、この区間注意です。ブレーキを引く機会も多く、路面も悪いので注意が必要。路面ウェットの場合はさらに注意してください。
  • 蓼科別荘街は昼前くらいで車が若干増えるので注意してキープレフトを心がけて。
  • 大河原峠の復路の下りは1.5車線区間となり落石の可能性があるので注意しましょう。

R14
  • ST2(立石公園)、ST4(武石観光センター)の下りはヘアピンカーブが多く、ブレーキをかける状況が続きます。オーバースピードでカーブを曲がり切れず突っ込む等ないように、十分注意をお願いします。
  • ST4(武石観光センター)への道はかなりバンピーな路面となってます。
  • ST5への下りで道路中央にマンホールが連続して並んでいる区間があり、雨降った場合は滑るので注意です。
  • ビーナスライン走行となり前日に比べ、交通量がかなり多くなるので、車との接触事故を起こさない十分を注意をお願いします。


ミスコースのリスクは?

R13
  • それほど迷うところは無いと思いますが、朝一でビーナスラインからメルヘン街道への抜け道はメイン道路から外れるので気をつけましょう。

R14
  • ST1(霧ヶ峰)の交差点は、4方向すべてに向かうので行先の順番を間違えに注意しましょう。最初は直進です!
  • 立石公園の入り口。メイン道路の急カーブから直進する感じなので注意!



2. 一般エントリーでの制限時間について

R13とR14を比べると、
R13 走行距離 170km 制限時間 11時間 平均速度15.45km/h
R14 走行距離 166km 制限時間 10.5時間 平均速度15.81km/h
となり、二日目の制限時間設定で、平均速度が上がっているので注意してください。
(これが落とし穴です!!)
私の試走時の平均移動速度ですが、蓄積疲労もあって、二日目は初日に比べて1.8km/h落ちてます。

3. その他なんでも

  • 標高1500m付近を行ったり来たりして2000m超の峠の走行となるので、当日の天気次第で気温は相当変わります。
    ラウンド1上田大会は今回同様の9月頭の開催でしたが。当日は未明のスタート時から、土砂降りとなり気温はかなり下がり、低体温症でブレーキを引けないといった症状が出た方が複数いました。天気予報を見ながら防寒対策は万全にしてください。レインウェア等の準備をお願いします。
  • R13の麦草峠、大河原峠は下りの距離がかなり長いです。天候によってはかなり冷えますので指のしびれ等、出る方はグローブ、ウェアリングの寒さ対策忘れずに!
  • R13はコースエリアに鹿が多く生息しています。試走時2回ほど前を横切られました。特に早朝が危険です。鹿は集団で行動していることも多く、一頭目の鹿をよけても二頭目の鹿に衝突という可能性もあります。
    下りは前方、周囲を確認しながら気を抜かずに走行してください。
  • 本番の時は、各ポイントにAS(エイドステーション)が設置されますので、急いではいてもしっかり水分や補給食を摂るようにしてください。

4. まとめ

〜2日間連続参加という今回ならではの攻略ポイントは

  • R13は標高の高い峠を越え、距離も長いですが、下りの道路状況もそれほど悪くないため平均速度は上げやすいコースです。初日の後半、時間に余裕があれば、翌日のために余力を残した走行がおすすめです。
  • 二日目は初日の疲労が残っていてなかなか足が回らない状況になると思われます。アップダウンを繰り返すコースになっており、平均スピードが思ったように上がらない感じとなりますが、最後の登坂、ゴールまでのアップダウンは思ったより厳しい感じではないので、最後まで諦めずに気合いれて走行してみましょう。最後の粘りに連続完走が見えてきます。
  • 天気予報は前日に確認してください。気温、路面状況等を把握して装備を完璧にすることで連続完走につながります。

以上です。
bose、ありがとうございました。
なお、彼は、もうすぐ、5回目の参加となるPBPに出発します。
現地で彼を見かけた方は、ぜひ声をかけてあげてください。
また帰国後は蓼科で、スタッフとして皆さんのサポートをしてくれます。

boseの紹介ページはこちら! すごい戦歴の鉄人なので、こちらもぜひご覧ください。
The Inside Story of The PEAKS 〜The PEAKSの舞台裏〜 Vol.1 Test Rider “bose”

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