The PEAKS ラウンド13 & 14 蓼科2Days 総括

The PEAKS ラウンド13 & 14 連続開催を振り返って

9/2(土)、9/3(日)と連続開催したThe PEAKSラウンド13と14、実に多くの方がWエントリーをしてくれました。
今回の企画は、2つのラウンドがそれぞれ独立したThe PEAKSのラウンドとして成立しているのほもちろん、2つのラウンドを2日連続開催することで、2日間に渡って、ハードなThe PEAKSのライドを続けることができるのか、というのが最大のポイント。
1日だけならいつものThe PEAKSだけど、2日目にも、自分のパフォーマンスを維持できるのか、メンタル&フィジカルの両面で未知の領域に挑んでもらう、ということが企画意図でした。

「最初で最後の2日連続」と書いたのは嘘ではありません。
実に様々な条件が揃わないと実現できない企画だからです。
まずコースプランニング。走行距離200km弱で獲得標高5000m前後、というスペックだけならコースを組むことは誰でも簡単にできます。
しかしThe PEAKSのコースを組める人はまずいません。アップダウンのある峠などをつないで周回コースや往復コースを組む一般的なロングライドイベントのコースプランニングとはThe PEAKSのコースは全く作り方が違うからです。

スタートゴール地点を中心として放射線上に往復させ、アップ&ダウンではなくダウン&アップを何回も繰り返すというThe PEAKSでしかないコースの特徴「往復ビンタ」は「参加者に下ったところをそのまま登り返させるというイジメで精神的に苦しめる」のと同時に「行き交う参加者同士が声を掛け合ったり応援しあったりできる」という2つの点で、The PEAKSのコース作りには欠かせないもので、これを2〜3発組み込んだコースを組み、なおかつコース途中にスタートゴール地点に一度以上戻らせるようにするThe PEAKSならではの唯一無二のコースはどこでも作れるものではないのです。

その点、今回の舞台となった女神湖を中心とした八ヶ岳・蓼科・霧ヶ峰エリアでは、多彩なコースを組める舗装路が多く、核になる女神湖多目的運動場の存在や、隣接する駐車場キャパ、ヴィレッジ女神湖を中心として近隣に多くの宿泊施設があるなど、様々な条件面で、私が各地でThe PEAKSのコースを引いてきたなかで、唯一と言っていいくらいに条件が整っている場だったのです。
ラウンド1で美ヶ原を中心としたコースプランニングを行い、ラウンド5では女神湖や蓼科を中心としたプランニングをした時から、このエリアの可能性を感じていました。ここなら何通りのコースプランニングも可能だと。

そしてその可能性を具体化して「ここで同じスタートゴールで全く違うコースで2日連続のラウンドを組んでやろう!」と考えてしまったのは、必然的な流れだったのかもしれません。もちろん参加者にとっても2日続けてのThe PEAKSライドは大いなる未知の試練かもしれませんが、運営する我々スタッフにとっても2日連続のオペレーションというのは相当な負荷がかかる重労働となることは承知の上で、スタッフ達に打診しました。反対意見が多ければ諦めるつもりで。
しかしスタッフ達も面白がって苦労を背負ってでもやってみたい、という意見が相次ぎ、企画に賛同してもらっての開催となりました。

プランニングしている時が、ちょうどエベレスティングが流行っている時期で、「だったら2日間でエベレスト超え、いや変態やド変態は1万メートルUP越えになるように組んでやればきっと面白がって乗ってくれるだろう」とワクワクしながらプランニングし、コースを東西で完全に分ける芸術的(?)な2ラウンドが完成したのです。

全てが、The PEAKSジャンキーの皆さんを驚かせたい! ワクワクさせたい! 不安と期待の渦の中に放り込んで半年を過ごさせてあげたい、そういう想いの集大成でした。

開催を発表してからは機会を作って現地に試走やコース確認に行く方も多くいました。試走も2日かけて行っている方の投稿もTwitterのタイムラインに結構流れてきてました。
本気で2日連続完走を目指して坂トレや身体作りに励んでいる方も、いつも以上に多かったのではないでしょうか。
R13、R14それぞれのラウンドのエントリー者の約7割位、約270人もの方が、私の狙い通りに、この最初で最後のWチャレンジに挑むことを決めてくれたのは、最高の喜びでした。
流石、半端ない勇敢なThe PEAKSのチャレンジャー達です。

あとは心配なのは天気だけ。
しかし最近のThe PEAKSは昔の「雨のピークス」という異名は過去のものにして、悪運強い好天での開催が続いてくれていて、今回も台風の合間を縫って、絶好のライディングコンディションでの開催になったことはなによりでした。

Wエントリーに臨んだみなさん、いかがだったでしょうか!
苦しんで楽しんで2日間連続の開催を満喫してくれたでしょうか。
残念ながら新型コロナウイルス感染がまた増えてきて、それでやむなくDNSを決めた方もいらっしゃいました。
仕事峠や家庭峠を無事に乗り越えて、エントリーしてくれた全てのチャレンジャーの皆さんに感謝を捧げたいと思います。

それでは最後になりますが、Wエントリーした方だけのリザルトを発表します。

ラウンド13 & 14 Wエントリー者  270名(出走235名:片方DNSも含む)
・ ラウンド13のみ完走 54名
・ Wフィニッシャー  151名
・ ラウンド14のみ完走  3名



このあと全員の方にメールニュースをお送りします。その中にThe PEAKS恒例の「全問記述式」のアンケートのお願いもありますので、ぜひ皆さんの生の声をお聞かせください。よろしくお願いします。

初めての年間3ラウンドを無事に終え、The PEAKSの2023年は終了です。
そしてすでに発表した2024年のラウンド15石鎚山/UFOラインやラウンド16妙高をはじめとして、2025年開催のラウンド17とラウンド18も準備に向けて動き出しています。
ぜひこれから先も、The PEAKSとともに、ワクワクするバイクライフを多くの皆さんが過ごしてくれることを期待しています。

Great thanks to
all the challenger of
The PEAKS!

さあ、みんなで来年に向けて、レッツ、ピクハラ!!

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